垂直応力を求める2つの式は覚えておこう!
垂直応力を求める2つの式は屋外広告士試験の過去問で
出題されています。
しっかり覚えておきましょう!
【問1】
下図のように断面積A , ヤング係数E , 長さLの棒に、
引張力N が作用した場合の伸びΔLを軸方向歪度ε ,
断面の垂直応力度 σ , の基本的な関係から求めた値として、
正しいものはどれか?
という問題です。
この問題は、応力の2つの公式を覚えていれば解ける問題です。
その前に・・・
表記されてる記号の読み方と意味を記載しておきます。
ΔL:デルタ エル ごく小さい値のときにデルタを付けます。
σ : シグマ 応力の記号です。この場合垂直応力
ε : イプシロン 垂直ひずみの記号です。
そして1つ目に覚えておきたい垂直応力の公式がこれ!
引張力と断面積から垂直応力を求める公式
引張力と断面積から垂直応力を求める公式です。
引張力Nの単位はN(ニュートン)で断面積Aがuなので、
垂直応力σの単位は N/u で出てきます。
これが分かれば、問題4つの中から1か3で絞れますよね。
もう少し詳しく説明すればNの引張力も反対向きの圧縮力が
働けば記号がマイナスついたりしますが、
垂直応力は力を断面積で割ると覚えておきましょう。
2つ目に覚えておきたい垂直応力の公式がこれ。
垂直ひずみと垂直応力の公式
σ = E ε
これはヤング率(E)といものが出てきます。
ヤング率とは材料の変形しにくさの事で、
別名縦弾性係数とも言います。
ヤング率が大きいほど変形しにくい材料という事になります。
上の図からも分かるように、ヤング率(E)と垂直応力(σ)、
垂直ひずみ(ε)の関係は次のような関係があります。
σ = E ε
これをしっかり覚えておけば、問にある垂直応力εも変形し、
導き出せます。
上記の垂直応力を求める2つの式はしっかり覚えておきましょう。
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