行政代執行法の解説

行政代執行は、行政上の強制執行の一種です。

 

行政機関からの命令に従わない人の代わりに行政機関が

 

撤去や除去などを強制的にとる行動の事です。

 

例えば禁止区域に掲出してる広告物や、無許可の広告物などに対し

 

都道府県が設置者に撤去命令を出しているのに、

 

撤去を行わない設置者がいた場合、都道府県は自ら違反広告物を撤去

 

できます。

 

この行為の事を行政代執行といいます。

 

 

行政代執行の手順

 

ただ、都道府県は勝手に何も告げず撤去はできません。

 

違反広告物は言え、財産価値が有るものを撤去する訳ですから、

 

執行前に設置者に告知します。

 

 

この事を戒告(かいこく)と言います。

 

相当の履行期限を定めます。

 

実行するまでの待期期間のようなものです。

 

 

戒告の本当の意味

 

この戒告には別の意味もあると言われています。

 

 

 

行政代執行は行政の権利な訳ですが、義務者の『義務の不履行』が

 

前提です。

 

つまり、不履行とは言えない状態で行政代執行しては、

 

職権乱用、権力の乱用になるとも言えます。

 

 

ですので戒告し、相当の期間を置くことで、行政代執行と義務の不履行の

 

釣り合いを取っているとも言われています。

 

 

戒告をして代執行令書

 

 

戒告に義務者が従わなかった場合、行政は代執行令書を義務者に

 

通知します。

 

代執行令書には、次の事が書かれています。

 

1 代執行をなすべき時期

 

2 代執行のために派遣する執行責任者の氏名

 

3 代執行に要する費用の概算による見積額

 

 

ただし危険な広告物など、緊急を要するときは、

 

戒告、代執行令書による通知を省くことができます。

 

代執行は行政自らも行えますが、実際は第三者が行います。

 

第三者とは例えば、建設業者などです。

 

執行責任者の必需品!

 

どちらがやる場合でも現場にいる執行責任者は

 

本人であることを示すべき証票を携帯し、要求があるときは、

 

いつでも呈示しなければなりません。

 

 

費用はだれが払う!?

 

当然措置で掛かった費用の金額と納付期限を定めて、

 

行政は義務者に対して請求します。

 

期限までに納付されていない場合は、国税滞納処分の例により

 

徴収することができます。



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