試験に出る色の表示方法

色の表示方法(伝え方)については、屋外広告士試験に

 

出題される事が多いです。しっかり整理しておきましょう。

 

 

 

色の表示方法(伝え方)とは、例えば制作業者が

 

広告主(依頼者)などに確認する方法の事です。

 

色の表示方法(伝え方)は4つの方法があります。

 

 

言葉で説明する。

 

最も簡単な方法です。

 

『明るい赤』とか『鶯いす色』『深い青』など、

 

このうように言葉で色の表示方法を説明するときは

 

身近なものに置き換えて言われることもあるし、

 

『ダークな赤』とか『ディープな青』のように色の三属性で

 

言われることがあります。

 

ただ言葉による説明は個人差があるため正確さに欠けます。

 

 

色見本による表示方法

 

印刷業界ではDIC、塗料業界では通称日塗工こと、

 

(社)日本塗料工業会塗料用標準色見本帳、

 

建築インテリア業界では新建築デザイン色票、

 

テキスタイルやファッション業界では、

 

パントンテキスタイルカラーシステムなど

 

業界ごとに専用の色見本帳があります。

 

 

色名による方法

 

JIS(JIS Z 8102 物体色の表示)で色名による表示には、

 

慣用色名と系統色名の2種類あります。

 

慣用色名

 

とき色やらくだ色、アンバーにレモンイエローなど、

 

JISでは現在269色が採録されています。

 

系統色名

 

慣用色名とは異なり、色を系統立てて三属性とトーンで

 

色名を表しています。

 

等色断面図といい縦9マスに『明度』を、

 

横に14マス『彩度』を表にしたものがあります。

 

5YR(黄赤)の色相断面図です。

 

 

 

記号を使う方法 マンセル表色系

 

アメリカの画家マンセルが考案したもので、日本で改良され現在

 

JISに採用されています。

 

色相をアルファベットで表しまし。

 

R=RED(赤)、Y=Yellow(黄)、G=Green(緑)、

 

B=Blue(青)、P=Purple(紫)とそれぞれの間のYR(黄赤)、

 

GY(黄緑)、BG(青緑)、PB(青紫)、RP(赤紫)の。

 

10色相を基準にそれらを順に環状につないだ色相環としています。

 

また各色相は1〜10まで分割されている。

 

例えば1RはRP(赤紫)に近い赤で、10Rは黄色がかった赤となります。

 

純赤は5Rになります。

 



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