プラスチック材について
アクリルの特徴
アクリルは、透明度が高く見栄えも良く、加えて硬いのですが、
一方で割れやすく穴あけなど難しいなど加工場の難点があります。
また熱による伸縮があるので、大きな画面では画面が垂れないように
厚みを持たせるか、裏面にリブなどを設ける必要があります。
塩化ビニール樹脂
アクリルに比べ柔軟性があります。
光沢は、やや鈍く傷がつきやすい。
耐薬品性、難燃性、電気絶縁性、耐候性、透明性が
優れています。
ただし塩ビはややスモークがかった透明で、
アクリルより透明度は落ちます。
透明板の全光透過率はアクリル板が93%、塩ビ板が87%です。
ポリカーボネート
ポリカーボネートは、対衝撃性、耐熱性、耐寒性、
透明性が高く、キャノピーやフェンスなどにも使われています。
キャノピーとは戦闘機、攻撃機、曲技機などの
コックピット上部を覆う大きな窓の事です。
ABS樹脂
ABS樹脂は、アクリロニトリルのA、ブタジエンのB、
ポリスチレンのSをとって、ABS樹脂といいます。
剛性に優れ、耐衝撃性、曲げ疲労性、引っ張りなどに強く
耐熱性、耐寒性に強い、耐熱温度70〜100℃です。
サインとしては切文字箱文字の基材として使われています。
ポリエチレン
ポリエチレンは、プラスチック素材の中において
最も原料価格が安く、加工しやすい素材と言われています。
ラップからバケツまで大量生産されるものに使われています。
火には弱く熱で簡単に燃えてしまうが寒さはマイナス20°まで
耐えられるます。
電気はほとんど通しません。
ポリウレタン
ポリウレタンの特徴は何といってもゴムのような伸縮性です。
ウレタンゴムと言われる事もあるのでゴムの親戚といっても
良いかもしれません。
もちろんゴム以上に強度はあります。
ポリウレタンは環境にも優しい事からサインへの新たな
材料として用いられています。
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