判読時間と文字の大きさ

読みやすい屋外広告物に関する記述が試験に出たことがあります。

 

短時間で読める屋外広告物の情報量と判読時間について、

 

整理して覚えておきましょう。

 

 

判読時間について

 

 

屋外広告物は簡潔に要点のみを表現しなければなりません。

 

人の目は1箇所に長くとどまる事は難しく、

 

ちらちら、いろんなところを見ています。

 

だいたい一か所に滞留する時間、

 

判読時間は0.3秒前後と言われています。

 

 

 

ですので、0.3秒で伝えられる情報に絞る必要があります。

 

因みに0.3秒で読むことができる文字数は15文字くらいです。

 

この0.3秒、15文字はしっかり覚えておきましょう。

 

 

文字の大きさについて

 

 

判読できる文字の大きさは例えば交通標識は、

 

漢字で20p、ローマ字は10pなど用途によって

 

文字天地の大きさが設定されています。

 

屋外広告物の文字の大きさは、交通標識の大きさより

 

若干大きくする事が望ましいとされていますが、

 

具体的には次の5つの数字を覚えておきましょう。

 

判読するまでの距離と文字の大きさ

 

80mで200mm

 

15mで40mm

 

9mで25mm

 

1.5mで10mm

 

60pで4mm

 

 

背景による調整

 

背景と文字の色はコントラストが大きいほど読みやすい。

 

ただし黒ベースに白文字の場合、白文字が膨張して

 

見えるので、文字を細めに、逆に白ベースに

 

黒文字の場合は太めにすると良い。

 

書体はゴシック体の中程度が読みやすいとされています。



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