DECについて
屋外広告士試験に出題されたDECについて解説していきます。
DECは、daily effective circulationの略で、
一日の有効通行量、つまり、屋外広告物の前を通行する
一日の人数のことです。
その看板を見る可能性のある人の人数のことを
DECと言っています。
因みにdaily effective circulationはデイリー イフェクティブ サーキュレーションと読みます。
DECはなぜ必要なの!?
DECが分かる事によって、費用対効果が出せるようになります。
例えば、新規で看板を出すのに50万かかると業者に言われたが、
その50万に見合うだけ宣伝効果があるのか?
のような時に目安になるという事です。
屋外広告試験では、こうしたDECの定義や、
カウントの仕方について、記述文が出され、
成否を問う問題が出題されます。
屋外広告士試験に出るDECはこんな問題
【問1】DECについて適切でない記述はどれか?
1
DECとは、国際的に統一された屋外広告物の
掲出効果を推定する為の指標であり、日本が独自に開発した
手法が国際基準となったものである。
2
DECとは屋外広告前の1日の有効通行量、もしくは屋外広告を
見る可能性のある1日あたりの通行量によって定義される指標である。
3
国土交通省が所管する『道路交通センサス』のデータは
DECの算定に有効である。
4
一般的な通行量調査の方法として確立される
『ハンドカウント』によるデータはDEC算定に有効である。
【答え】
この問題で適切でない記述は1番です。
適切でない箇所は日本が独自に開発した〜の下りで、
DECはアメリカで確立されたものを日本の実情に合わせ、
作られています。
2番はDEC定義そのもので正解文です。
3番4番はDECのデータ作成について記述されていますが、
正確には次の3つとされています。
覚えておきましょう。
1国土交通省の道路交通センサス
2ハンドカウントによる実測値
3屋外広告調査フォーラム認定データ
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